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国債が値下がりすると金利が上昇しますか?

そもそも、「国債が値下がりすると、金利が上昇する」とか、「国債が買われると、金利が低下する」って、ピンと来ないのですが。 「国債が買われて値上がりすると、金利が下がる」、逆に「国債が売られて値下がりすると、金利が上がる」、国債と金利はそうした関係にあります。

国債の利回り(最終利回り)とは何ですか?

国債を購入し償還まで保有した場合の利回り(最終利回り)は、購入価格(額面100円当たりの単価で表示されます)、表面利率及び償還期間(購入してから償還されるまでの期間)から算出されます。 ただし、 物価連動国債 に関しましては、利率は固定されていますが、物価の動向に連動して元金(元本)が増減し、あわせて利子も増減します。

国債の性格・特徴は何ですか?

国債の性格・特徴は次のようなものです。 国債は、国が発行し、利子及び元本の支払(償還)を行う債券です。 割引の方式で発行される国庫短期証券を除き、利子は半年に一回支払われ、元本は満期時に償還されます。 国債には色々な種類のものがあります。 半年ごとに利子が支払われる国債には、固定利付型(半年に1回決まった額の利子が支払われるタイプ)と変動利付型(半年に1回支払われる利子額が変動するタイプ)があります。 さらに、固定利付債には、満期が2年・5年・10年・20年・30年・40年の固定利付国債及び3年・5年固定型個人向け国債があり、変動利付債には、満期が15年の変動利付国債及び10年変動型個人向け国債、そのほか元本が変動する満期が10年の物価連動国債があります。

国債の「表面利率」と「利回り」の違いは何ですか?

国債の「表面利率」は、投資家が受け取る利息です。 例えば、額面金額が100万円の10年ものの国債で「表面利率」が0.5%の場合は、投資家は毎年5000円の利息を10年間、受け取ります。 そして満期を迎えると額面金額の100万円が投資家に償還されます。 この「表面利率」は、「利回り」とは違います。 いったん発行された国債は市場で銀行などが売買します。 その時の状況によって市場で取り引きされる国債の価格は額面金額よりも値上がりしたり値下がりしたりします。 ▼額面よりも安く買った差額分が、償還の際、「もうけ」になります。 そして「利息」と「もうけ」を1年当たりに換算した額を、あわせたものが「利回り」となります。 「利回り」と「表面利率」はこのような違いがあるのです。

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